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東京都の蓄電池・太陽光の補助金【2026年度】区市町村別の金額

公開 2026年10月29日住まいの相談室 編集部

補助金情報は毎週確認しています(最終確認 2026年10月26日)

補助金・制度は、国・自治体の公式ページで確かめて出典を載せています。

※画像はイメージです

PRこの記事には、提携先への見積もり相談のご案内を含みます。

蓄電池の補助金は東京都なら1kWhあたり10万円(上限120万円)。2026年度の都の金額と申請の順番、杉並区・足立区・葛飾区など7区市の上乗せ、受付停止の状況、日照の目安、相談先をまとめました。

この記事の目次
  1. 東京都の蓄電池・太陽光の補助金はいくら?(2026年度)
  2. 都の補助金の申請の順番
  3. 区市町村の補助金(2026年10月時点)
  4. 東京の日照と発電の目安
  5. 都の「共同購入」という選び方
  6. 電力会社と相談窓口
  7. 訪問販売と見積もりで気をつけること
  8. よくある質問

蓄電池の補助金は、東京都に住んでいれば都の制度で蓄電容量1kWhあたり10万円(上限120万円)を受けられます。2026年度も都の制度は続いていて、区や市の補助金を上乗せできる地域もあります。ただし都の制度は「契約の前に事前申込」が必要で、区市の制度は「工事の前」と「設置の後」で申請の時期が分かれます。順番を間違えると補助が受けられないので、契約の前に確かめておきましょう。

この記事の要点

  • 東京都の蓄電池の補助は1kWhあたり10万円(デマンドレスポンスの実証に参加しない場合の上限は1戸120万円)。太陽光パネルが付いているか、同時に付けることが条件
  • 都の補助は、契約の前に「事前申込」をしてから工事をする。2026年度の申込分から、現金での支払いは補助の対象外になった
  • 区市の上乗せは、杉並区(蓄電池5万円)・足立区(上限5万円)・葛飾区(上限20万円)・品川区(上限30万円)・八王子市(3万円)など。品川区は10月15日時点で受付停止、八王子市は補欠枠の受付
  • 世田谷区・江戸川区・板橋区・町田市は、2026年度に区市として住宅用の蓄電池の補助を出していない(公式ページで確認)
  • 東京の日照時間は年1,926.7時間(気象庁の平年値)。冬に晴れの日が多く、6月と9〜10月に少ない

この記事の金額と期間は、すべて2026年10月時点で公式ページに出ている内容です。どの制度も予算に達し次第終了する場合があります。申請の前に、必ず公式ページで最新の状況を確認してください。

東京都の蓄電池・太陽光の補助金はいくら?(2026年度)

東京都の家庭向けの補助金は、「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」という1つの事業にまとまっています。都の予算で、受付は都の外郭団体である東京都環境公社(クール・ネット東京)が行います。2026年度の予算は1,012億円で、蓄電池・太陽光・V2H(電気自動車から家に電気を送る機器)・断熱窓などが対象です。

東京都の住宅地のイメージ
東京都の住まい(イメージ)

2026年2月に都が公表した2026年度の助成メニューでは、主な金額は次のとおりです。

設備 2026年度の助成(2026年10月時点)
蓄電池(新しく付ける) 1kWhあたり10万円
上限120万円/戸(デマンドレスポンスの実証に参加しない場合)
条件: 太陽光パネルが設置済みか同時に設置。パネルが無い家は再エネの電気の料金プランを契約
蓄電池(今ある蓄電池に増設) 1kWhあたり6万円
上限72万円/戸(実証に参加しない場合)
条件: 太陽光パネルが設置済み
デマンドレスポンスの実証に参加 1件あたり10万円を上乗せ
参加に必要なIoT機器は1台5万円
V2H(戸建て) 費用の2分の1(上限50万円)
太陽光・電気自動車(PHV含む)・V2Hがそろう場合は費用の全額(上限100万円)
太陽光パネル(今の家に付ける) 3.75kW以下は1kWあたり15万円(上限45万円)
3.75kWを超える場合は1kWあたり12万円
太陽光パネル(新築) 3.6kW以下は1kWあたり12万円(上限36万円)
3.6kWを超える場合は1kWあたり10万円
太陽光のパワーコンディショナの交換 費用の2分の1(上限10万円/台)

デマンドレスポンスとは、電気が足りなくなりそうな時間に、電力会社などからの合図で蓄電池の使い方を切り替えて協力する取り組みのことです。参加すると上乗せがあります。参加の条件や必要な機器は、見積もりのときに業者に確かめてください。

金額は都の「令和8年度 助成メニュー」(2026年2月18日公表)によるものです。公表時点では予算案で、都議会での可決後に確定する扱いでした。確定版の要綱と、予算に対してどれだけ申込が来ているかは、クール・ネット東京のサイトで確認してください。

都の補助は区市の補助と一緒に使える

東京都環境局のページには、国や区市町村の省エネ・再エネの助成とは「原則として併用できる」と書かれています。一方で、都や環境公社が出している同じ種類の助成とは重ねて受け取れません。たとえば、蓄電池を「東京ゼロエミポイント」と都の蓄電池の補助の両方で申請することはできません。

都の補助金の申請の順番

東京都の補助で一番気をつけたいのは、契約の前に事前申込をすることです。都環境局のページでは、手続きの流れが次のように案内されています。

申請から工事までの流れのイメージ
  1. 事前申込施工業者と契約を結ぶ前に、クール・ネット東京に事前申込をする(電子申請がすすめられている)。
  2. 受付の通知「事前申込受付通知」が届いてから工事を始める。
  3. 交付申請兼実績報告工事が終わったら、すみやかに書類を出す。提出には期限がある。
  4. 審査・入金クール・ネット東京が書類を審査して額を決め、通知の後に指定の口座へ振り込まれる。

2026年度に事前申込をした分からは、実績報告のときに金融機関が発行した支払いの証明(ローンの明細、振込の明細、クレジットカードの利用明細など)を出すことが必須になりました。都の資料には「現金の受け渡し」による取引は助成の対象外と書かれています。訪問した業者に現金で払う形の契約だと、都の補助は受けられません。

なお、2026年4月1日から6月30日までの間に、事前申込の前に契約や工事をしてしまった人には特例がありました。2025年度に事前申込をしていないなどの条件を満たし、2027年3月31日までに事前申込をすれば対象になります。7月以降の契約は、通常どおり事前申込が先です。

区市町村の補助金(2026年10月時点)

区や市の補助は、都の補助に上乗せできるものが多くあります。人口の多い区市を中心に公式ページを確かめ、2026年度に住宅用の蓄電池・太陽光の補助を出していたのは次の7区市です。

補助金の申請書類のイメージ
区市 内容(2026年10月時点)
杉並区 太陽光: 1kWあたり4万円(上限12万円)
蓄電池: 定額5万円
工事と支払いが終わってから申請。受付は2027年2月26日まで(2026年2月1日〜2027年1月31日に設置が完了したもの)。10月13日時点で予算の44.10%まで申込
足立区 太陽光: 1kWあたり6万円(上限24万円)。区内の事業者と契約すると1kWあたり7.2万円(上限28.8万円)
蓄電池: 上限5万円(区内の事業者なら上限6万円)
設置後に申請。支払いから12か月以内。第3期は10月1日〜12月28日、第4期は2027年1月4日〜2月26日。各期とも予算に達すると数日で締め切ることがある
葛飾区 太陽光: 1kWあたり6万円(上限30万円)。蓄電池と一緒なら5万円を上乗せ
蓄電池: 費用の4分の1(上限20万円)
V2H: 本体価格の3分の1(上限15万円)
工事の前に「事前協議」を出し、回答書が届いてから着工(審査に3〜4週間ほど)。受付は2027年3月31日まで
品川区 太陽光: 1kWあたり5万円(上限20万円)
蓄電池: 1kWhあたり3万円(上限30万円)
設置が終わってから申請。予定は各100件。10月15日時点で太陽光・蓄電池とも予定件数を超え、受付を停止
練馬区 太陽光: 定額8万円(蓄電池は対象外)
設置が終わってから申請し、到着順に受付。10月23日時点で予算の残りは1,040万円で、区は「まもなく受付を終了する見込み」としている
大田区 住宅リフォーム助成: 太陽光パネルの設置(蓄電池はその追加分)を含む対象工事の10%(上限20万円)
区内に本社がある中小事業者1社との契約が条件。工事の前に事前申込(2027年1月29日まで)。10月1日時点で予算の約58%まで申込
八王子市 太陽光: 1kWあたり1万円(上限10万円)
蓄電池: 3万円(太陽光と同時に付け、3kWh以上の場合)
着工の前に申請し、交付の決定が出てから工事。市内に事業所がある業者から購入・施工が条件。予算に達したため、空きが出たときに回す「補欠枠」の受付中

金額・期間はすべて2026年10月時点の各区市の公式ページによります。予算に達し次第終了する場合があります。申請の前に、リンク先の公式ページで最新の受付状況を確認してください。

「工事の前」か「設置の後」かは区市で逆になる

この7区市でも、申請のタイミングは2つに分かれます。

工事の前に申請葛飾区・大田区・八王子市

事前協議・事前申込・交付決定の後でないと着工できない。先に工事をすると対象外。

設置の後に申請杉並区・足立区・品川区・練馬区

工事と支払いが済んでから申請する。ただし予算が尽きると、設置済みでも受付が止まる。

東京都の補助は「契約の前」に事前申込が必要なので、たとえば葛飾区の家なら「都の事前申込」と「区の事前協議」の両方を工事より先に済ませる必要があります。一方、杉並区や足立区では、都の事前申込は契約の前、区の申請は設置の後と、時期がずれます。設置の後に申請する区は、工事が終わったころに予算が尽きていることもあるため、契約の時点で区のページの残り予算を見ておくと安心です。

2026年度に区市の補助が無いところ

人口の多い区市のうち、次の4つは公式ページで「2026年度は住宅用の蓄電池(または太陽光)の区市の補助が無い」ことを確認しました。この地域でも、都の補助は使えます。

  • 世田谷区: 2026年度の「エコ住宅補助金」は窓・ドア・浴槽・屋根の改修が対象で、太陽光パネルと定置型の蓄電池は対象外
  • 江戸川区: 太陽光と定置型蓄電池だけの補助メニューは2025年度で終了(持ち運べるポータブル蓄電池の1万円の補助は受付中)
  • 板橋区: 住宅用の新エネ・省エネ機器の補助制度は事業終了
  • 町田市: 市の補助はエネファームのみ(2026年度の受付は終了)。太陽光・蓄電池は都の制度を案内している

都と区を合わせるといくらになるか(計算例)

杉並区の一戸建てに、太陽光パネル3kWと蓄電池7kWhを同時に付け、デマンドレスポンスの実証には参加しない場合で計算すると、次のようになります。

制度 計算
東京都 太陽光 3kW×15万円=45万円(上限45万円)
蓄電池 7kWh×10万円=70万円
杉並区 太陽光 3kW×4万円=12万円(上限12万円)
蓄電池 定額5万円
合計 132万円

これは公式ページの単価をあてはめただけの例です。都の補助は「助成の対象になる経費(税抜)」が上限で、区市によっては国や都の補助と合わせて費用を超える分を減らす決まりがあります(八王子市など)。実際の額は審査で決まります。

東京の日照と発電の目安

東京は、冬に晴れる日が多い地域です。気象庁の平年値(1991〜2020年の平均)では、東京(千代田区北の丸公園)の日照時間は年1,926.7時間でした。月ごとに見ると、1月が192.6時間でいちばん多く、梅雨の6月(124.2時間)と秋雨の9月(126.7時間)・10月(129.4時間)に少なくなります。

太陽光で発電する家のイメージ

東京の月別の日照時間(平年値・時間)

1月192.6
2月170.4
3月175.3
4月178.8
5月179.6
6月124.2
7月151.4
8月174.2
9月126.7
10月129.4
11月149.8
12月174.4
出典: 気象庁 過去の気象データ(東京 平年値)

同じ平年値で、地面に届く日射の量(全天日射量)は1日平均12.7MJ/㎡です。電気の単位に直すと、1㎡あたり1日約3.5kWhになります。冬は日が短く太陽も低いので、日照時間が多くても1日あたりの発電量は春〜夏より少なくなります。

都の試算では、補助を使うと回収は約8年

東京都環境局の「太陽光ポータル」には、4kWの太陽光パネルの試算が載っています。設置費用は約117万円で、補助金を使った場合は約8年、使わない場合は約14年で設置費用を回収できるという試算です(令和7年10月時点の都の試算)。電気の使い方や屋根の向きで結果は変わるため、自分の家の数字は見積もりのときに出してもらいましょう。

東京ならではの屋根の事情

都内は屋根が小さい家や、建物が密集した地域が多くあります。都の2026年度の助成メニューには、軽い・小さい屋根に向くなどの機能を持つパネル(機能性PV)への上乗せ(1kWあたり1〜10万円)や、平らな屋根(陸屋根)に付けるときの防水工事・架台への上乗せがあります。屋根の形が理由で設置をあきらめていた人は、この上乗せが使えるか業者に聞いてみてください。

また、東京都は2025年から、大手ハウスメーカーなどに新築住宅への太陽光パネルの設置などを義務付ける制度(建築物環境報告書制度)を始めています。大手ハウスメーカーで家を建てる場合は、太陽光パネル付きの提案を受けることがあります。新築でも都の補助(上の表)は使えます。

都の「共同購入」という選び方

東京都は、補助金とは別に「太陽光発電及び蓄電池グループ購入促進事業」(共同購入)を行っています。都と協定を結んだ事務局が購入を考えている人を集め、まとめて入札することで価格を下げる仕組みです。

2026年度の第2次の参加登録は、2026年10月1日から2027年3月31日までです。登録しても購入の義務はなく、届いた見積もりを見てから決められます。ただし、施工する業者は住んでいる地域ごとに選ばれ、自分で選ぶことはできません。

八王子市のように、共同購入で付けた場合は市の補助の対象外としている市もあります。共同購入を使うときは、区市の補助との関係も確かめておきましょう。

電力会社と相談窓口

東京都の電線を管理しているのは、送配電会社の東京電力パワーグリッドです。太陽光で余った電気を売るときは、電気を買っている小売の電力会社とは別に、この送配電会社との系統連系(電線につなぐ)の手続きが必要で、ふつうは施工業者が代わりに進めます。

電気代を見直すイメージ

補助金の問い合わせ先は次のとおりです。

窓口 内容
クール・ネット東京(東京都の補助) 蓄電池 03-6737-5100
太陽光 03-6737-7006
V2H 03-6737-5033
都の共同購入の事務局 0120-723-100(10時〜18時、土日祝を除く)
各区市の担当課 上の表のリンク先に電話番号があります
消費者ホットライン 188(近くの消費生活センターにつながる)

電話番号は東京都環境局のページ(2026年4月6日更新)と各区市のページによります。都環境局のページでは、補助金をうたう誇大な広告への注意も呼びかけています。

訪問販売と見積もりで気をつけること

「都の補助金で実質0円になる」「今日契約すれば補助が間に合う」と急がせる勧誘には、その場で返事をしないことが大切です。都の補助は契約の前に事前申込をする仕組みなので、本当に補助を使うなら、契約を急ぐ理由はありません。

訪問販売への注意のイメージ

訪問販売で契約した場合は、契約の書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフ(無条件での解約)ができます(特定商取引法)。工事が始まっていても、元に戻す費用を払う必要はありません。困ったときは消費者ホットライン188に相談してください。

見積もりは2〜3社から取り、次の点をそろえて比べます。

  • パネルの容量(kW)と蓄電池の容量(kWh)、機種名
  • 都の補助と区市の補助を、誰がいつ申請するか(申請を代わりにしてくれるか)
  • 支払いの方法(都の補助は現金払い不可)
  • 保証の年数と、工事の保険(リフォーム瑕疵保険)に入るか

国の補助金もあり、条件が合えば都や区市の補助と組み合わせられます。国の制度は年度ごとに名前や中身が変わるので、国の補助金の記事で確かめてください。

よくある質問

東京都の蓄電池の補助金はいくらですか?

東京都の蓄電池の補助金は、2026年度は蓄電容量1kWhあたり10万円です。デマンドレスポンスの実証に参加しない場合の上限は1戸120万円で、参加すると1件10万円が上乗せされます。太陽光パネルが付いているか、同時に付けることが条件です。

東京都の補助金は工事の後でも申請できますか?

東京都の補助金は、原則として契約の前に事前申込が必要です。事前申込の受付通知が届いてから工事を始め、終わった後に実績報告を出します。2026年4月1日〜6月30日に先に契約した人向けの特例はありましたが、それ以降の契約は事前申込が先です。

都の補助と区の補助は両方もらえますか?

都の補助と区市の補助は、原則として両方受け取れます。東京都環境局のページに、国や区市町村の助成とは原則併用できると書かれています。ただし区市によっては、合計が費用を超える分を減らす決まりや、都の共同購入で付けた場合は対象外とする決まりがあります。

蓄電池だけを後から付けても補助は出ますか?

蓄電池だけを後から付ける場合も、すでに太陽光パネルが付いていれば都の補助の対象です。パネルが無い家は、再エネの電気の料金プランを契約することが条件になります。区市の補助は、八王子市のように「太陽光と同時に付ける場合だけ」としているところもあるため、区市のページで条件を確かめてください。

補助金を受けるのに現金で払ってもいいですか?

東京都の補助を受けるなら、現金での支払いは避けてください。2026年度に事前申込をした分から、実績報告で金融機関が発行した支払いの証明が必須になり、現金の受け渡しによる取引は助成の対象外です。ローン、振込、クレジットカードなどで支払います。

金額・条件・受付状況は、毎週、各自治体の公式ページで確かめて更新しています。補助金は予算に達すると早めに締め切られることがあります。申請の前に、必ず各自治体の公式ページでご確認ください。

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