PRこの記事には、提携先への見積もり相談のご案内を含みます。
蓄電池の補助金は兵庫県にもあり、2026年度は太陽光とのセット導入で蓄電池に最大23.5万円・太陽光に最大35万円。申請先は実施する30市町の窓口です。姫路・西宮・尼崎・明石など市ごとの条件と予算の残り、申請の順番をまとめました。
この記事の目次
蓄電池の補助金は兵庫県にもあり、2026年度は太陽光パネルと蓄電池をセットで入れる戸建てが対象で、蓄電池に最大23.5万円、太陽光に最大35万円が出ます。ただし申請先は県ではなく、この事業を実施している県内30の市町の窓口です。
この記事の要点
- 兵庫県の補助金(自家消費型住宅用太陽光発電設備等導入補助事業)は、太陽光と蓄電池のセットが条件。蓄電池だけでは使えない
- 申請はお住まいの市町へ。実施しているのは姫路・西宮・尼崎・明石など30市町(2026年9月7日現在)。神戸市は一覧に入っていない
- 売電の固定価格(FIT)を使わず、発電した電気の30%以上を家で使うことが条件
- 契約・着工より前に申請し、交付決定を待ってから契約する。先に契約すると対象外
- 市ごとに予算の残りが大きく違う。尼崎市・川西市・姫路市はすでに受付を締めている
金額と期間はすべて2026年10月時点の各公式ページの内容です。どの制度も予算に達し次第終了する場合があるので、申請前に公式ページで確認してください。
兵庫県の蓄電池・太陽光の補助金(2026年度)
兵庫県の2026年度の補助金は「令和8年度自家消費型住宅用太陽光発電設備等導入補助事業」で、太陽光と蓄電池をセットで入れる戸建てに、市町を通して補助が出ます。財源は環境省の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金(重点対策加速化事業)」で、県が市町に配り、市町が受付をする仕組みです。

金額は県内のどの実施市町でも同じ計算です。
| 設備 | 補助の額(2026年10月時点) |
|---|---|
| 太陽光パネル | 1kWあたり7万円 5kWまで(上限35万円) パネルとパワーコンディショナーの出力の低い方で計算 |
| 蓄電池 | 工事費込み・税抜き価格の3分の1 価格は1kWhあたり14.1万円が上限、容量は5kWhまで(上限23.5万円) |
| 合計 | 最大58.5万円 |
対象になるのは、自分で所有して住んでいる戸建て(新築・既存どちらも可)です。賃貸住宅、中古の設備、PPA(設置業者が設備を持つ形)やリースは対象外です。蓄電池は太陽光と同時に入れることが条件なので、すでに太陽光がある家が蓄電池だけを足す場合には使えません(姫路市には後付けの蓄電池に使える市独自の制度があります。次の章で説明します)。
設備の条件には、兵庫県の制度ならではのものが2つあります。
- 売電の固定価格買取(FIT)やFIPの認定を取らない。余った電気を売るなら、FITではない売電の契約になる
- 発電した電気の30%以上を敷地の中で使う(自家消費)
- 同じ設備で国の他の補助金を受けない(併用はできない)
- 蓄電池は停電のときだけ使う非常用ではなく、ふだんから充放電するもの
「売るより家で使う」ための補助金なので、昼間に家で電気を使う時間が少ない家は、30%の自家消費を満たせるかを業者のシミュレーションで確かめておくと安心です。
県のページに載っている実施市町(2026年9月7日現在)
実施市町は、尼崎市・西宮市・川西市・三田市・猪名川町・明石市・高砂市・稲美町・播磨町・西脇市・三木市・小野市・加東市・多可町・姫路市・市川町・福崎町・神河町・相生市・赤穂市・宍粟市・たつの市・太子町・上郡町・養父市・朝来市・丹波篠山市・丹波市・洲本市・南あわじ市の30市町です(兵庫県の公式ページ)。
神戸市・芦屋市・伊丹市・宝塚市・加古川市などはこの一覧に入っていません。一覧にない市町に住んでいる場合は、県の補助金は使えないため、市の独自の制度があるかを市のページで確かめます(宝塚市は国の交付金を使った市独自の助成金があります)。
県の関連制度として、太陽光・蓄電池の「共同購入支援事業」と、低金利の「住宅用創エネルギー・省エネルギー設備設置特別融資」もありますが、2026年度分は共同購入の参加登録が9月30日で締め切られ、融資も「令和8年度の募集は終了」と県のページに出ています(2026年10月時点)。
市町の補助金(2026年10月時点)
兵庫県の主な市の補助金は、多くが県の事業をそのまま受け付ける形で、金額は同じでも受付期間と予算の残りが市ごとに違います。下の表は、各市の公式ページで内容を確認できたものだけを載せています。

金額・期間・予算の残りは2026年10月時点の各市の公式ページによります。どの制度も予算に達し次第終了する場合があり、締切前でも受付が止まることがあります。申請前に必ず公式ページか担当課で確認してください。
| 市 | 内容 |
|---|---|
| 姫路市 | 【県の事業】太陽光7万円/kW(上限35万円)+蓄電池(上限23.5万円) 受付は2026年5月13日〜11月30日の予定だったが、予算に達して受付終了 【市独自・蓄電池】住宅用蓄電システム導入促進事業。10kW未満の太陽光(後付けも可)につなぐ蓄電池に、播磨圏域の連携市町の業者と契約すると1kWhあたり2万円(上限10万円)、それ以外の業者だと1kWhあたり1万円(上限5万円) 申請は2027年1月29日まで、着工の2週間前までに。予算の残りは50万円以下(10月21日更新)。県の事業とは併用できない 県の事業/市独自の蓄電池 |
| 西宮市 | 県の事業と同じ額(太陽光上限35万円・蓄電池上限23.5万円) 2026年5月13日〜12月1日必着、先着順。予算の上限に達した日の受付分は抽選 予算の残りは149.2万円(10月23日時点。毎週金曜に更新) 西宮市の公式ページ |
| 尼崎市 | 県の事業と同じ額 2026年9月18日〜12月1日、先着順 予算の残りは0円(10月13日時点)。蓄電池は1kWhあたり12.5万円以下(工事費込・税抜)を目指すよう求められている 尼崎市の公式ページ |
| 明石市 | 県の事業と同じ額 2026年10月8日〜11月30日必着、先着順、申請は郵送のみ 予算の残りは341.5万円(10月9日時点) 明石市の公式ページ |
| 宝塚市 | 【市独自】地域脱炭素移行・再エネ推進助成金。個人の太陽光は1kWあたり7万円、蓄電池は経費の3分の1(1kWhあたり15.5万円以下の設備、太陽光の付帯に限る) 2026年6月1日〜2027年1月29日、先着順。導入の完了前・完了後どちらでも申請できる(2026年4月6日以降の契約、2027年2月15日までに導入完了) 宝塚市のチラシ(公式) |
| 川西市 | 県の事業と同じ額。契約より前に申請 8月31日に予算に達して受付終了 川西市の公式ページ |
| 三田市 | 県の事業と同じ額(合計上限58.5万円) 2026年4月17日〜12月25日、先着順。交付決定から90日以内に工事を終えて報告 7月15日時点の予算の残りは138万円(以降の残額はページに出ていないため担当課で確認) 三田市の公式ページ |
表のとおり、同じ県の補助金でも、尼崎市や川西市のように早く予算がなくなる市と、明石市のように10月から受付を始めた市があります。「県の補助金がある」ことと「自分の市でいま申請できる」ことは別なので、見積もりを取る前に、住んでいる市の受付状況を見ておくと話が早く進みます。
姫路市の市独自の蓄電池の補助は、太陽光をすでに載せている家が蓄電池を後から足すときにも使える点で、県の事業と役割が違います。契約する業者が播磨圏域の連携市町の業者かどうかで金額が倍違うため、見積もりの段階で業者の所在地を確かめておきます。
神戸市・加古川市・伊丹市・芦屋市などは、2026年度の住宅向けの補助を公式ページで確かめられなかったため、表に載せていません。これらの市に住んでいる場合は、市の環境部門の担当課に問い合わせてください。
国の補助金と組み合わせるとき
兵庫県の補助金は国の交付金を財源にしているため、同じ太陽光・蓄電池に国の補助金を重ねて受けることはできません。国の補助金にも蓄電池やV2H(電気自動車と家をつなぐ機器)を対象にしたものがありますが、県・市の補助金とどちらを使うかは、金額と受付時期を比べて決めることになります。国の補助金の名前や金額は年度ごとに変わるため、業者の見積もりに「どの補助金を使う前提か」を書いてもらうと、あとで食い違いが起きにくくなります。
兵庫県の日照と発電量の目安
兵庫県は南の瀬戸内側と北の日本海側で日照時間が大きく違い、北部では冬の発電量が落ちることを見込んでおく必要があります。気象庁の平年値(1991〜2020年)で比べると、年間の日照時間は次のとおりです。

神戸と姫路の差はわずかで、瀬戸内側の阪神・播磨地域はほぼ同じように考えてかまいません。違いが大きいのは冬で、1月の日照時間は神戸が145.8時間、姫路が149.1時間なのに対し、豊岡は65.0時間です。豊岡の12〜2月はどの月も80時間を下回り、降雪の深さの合計も年204cm(平年値)あります。
但馬地域など北部で太陽光を考える場合は、次の点を業者に確かめておくとよいでしょう。
- 発電量のシミュレーションが、その地域の日射量のデータで計算されているか(神戸や大阪の数字を流用していないか)
- 冬の発電が落ちる前提で、蓄電池の容量が大きすぎないか
- パネルと架台が、その地域の積雪の重さに合っているか
- 雪が落ちる先(隣家・通路・カーポート)に問題がないか
日照時間は発電量そのものではありませんが、同じ県の中でも地域差が大きいことを知っておくと、見積もりの発電量の数字が自分の家に合っているかを判断しやすくなります。
電力会社と電気代の考え方
兵庫県の家庭の多くは関西電力のエリアにあり、電気を送る送配電は関西電力送配電が担っています。兵庫県の補助金はFITを使わないことが条件なので、蓄電池と太陽光の元が取れるかは「売る電気」より「買わずに済む電気」で考えるのが筋です。

見積もりの効果を確かめるときは、次の順で数字を並べると分かりやすくなります。
- 今の電気代を見る検針票や電力会社の会員ページで、直近12か月の使用量(kWh)と請求額を出す。季節で大きく変わるので1年分を見る
- 家で使える量を見るシミュレーションで、発電量のうち家で使う量(自家消費)が30%以上になっているかを見る。県の補助金の条件でもある
- 買わずに済む金額を見る自家消費の量に、今の契約の1kWhあたりの単価をかけた金額が、効果の中心になる
- 余った分の売り先を見るFITではない売電は、買い取る会社ごとに価格が違う。どこに売る前提の数字かを見積もりに書いてもらう
料金の単価は契約プランと燃料費の調整で毎月変わるため、ここでは書きません。関西電力の料金は関西電力の公式サイトで確かめてください。
申請の流れ
兵庫県と市町の補助金は、どこも「契約と工事より前に申請し、交付決定のあとに契約する」順番です。先に契約すると対象外になる点が、いちばん間違えやすいところです。

- 市の受付状況を見る住んでいる市町が実施市町か、受付中か、予算の残りはいくらかを市のページで確かめる
- 見積もりを取る契約前の見積もりで申請するので、この段階では契約しない。蓄電池が国の補助対象の登録製品(環境共創イニシアチブの一覧)かも見ておく
- 交付申請書類をそろえて市町に出す。先着順で、書類がそろった時点で受付になる市が多い。予算の上限に達した日は抽選になる市もある
- 交付決定を待つ姫路市の案内では、申請から交付決定までおおむね2週間。決定通知が届くまで契約・着工しない
- 契約・工事交付決定のあとに契約し、工事をする。FITではない売電の手続きもこの時期
- 実績報告と請求工事後、写真や領収書をそろえて報告する。西宮市は12月15日まで、尼崎市・姫路市は12月28日までなど、締切は市ごとに違う
実績報告の締切が年内に来る市が多いため、秋に申請すると工事の日程がきつくなります。申請から報告までの日程を、見積もりの段階で業者と一緒に組んでおくと安心です。
訪問販売の注意と相談窓口
補助金の話を入口にした訪問販売の勧誘を受けたら、その場で契約せず、市の補助金のページと見比べてから決めるのが安全です。兵庫県の補助金は「交付決定の前に契約すると対象外」なので、「今日契約すれば補助金が出る」という説明は、県・市の制度の順番と合いません。

- 「県の補助金で実質0円」など、上限(太陽光35万円・蓄電池23.5万円)を超える話になっていないか
- 住んでいる市が実施市町に入っているか、受付が終わっていないか
- 見積書に、パネルの出力(kW)・蓄電池の容量(kWh)・型番・工事費が分けて書かれているか
- 契約書面を受け取った日から8日以内なら、訪問販売はクーリング・オフができる
クーリング・オフは、はがきのほか電子メールなどでも通知でき、通知した記録を残しておきます(国民生活センター「クーリング・オフ」)。迷ったときの相談先は次のとおりです。
| 相談先 | 電話・内容 |
|---|---|
| 兵庫県立消費生活総合センター | 078-303-0999 センターのページ |
| 消費者ホットライン | 188(いやや) 近くの消費生活センターにつながる。土日祝で地元の窓口が休みのときは国民生活センターが受ける(国民生活センター) |
| 補助金の制度そのもの | 住んでいる市町の担当課(表の各市のページに電話番号) 県全体は兵庫県 環境部 環境政策課 078-362-3273 |
見積もりの取り方
見積もりは2〜3社から、同じ条件(パネルの出力・蓄電池の容量・保証)で取ると比べやすくなります。兵庫県の補助金を使うなら、各社に「県の自家消費型の補助金を使う前提」「自家消費30%以上のシミュレーション付き」と伝え、補助金の額を引く前の総額と、引いたあとの自己負担を分けて書いてもらいます。

このサイトでは、兵庫県の提携施工店(最大3社)へ見積もりの依頼をまとめて出せます。提携先からは紹介料を受け取っています。申し込むかどうかは、上の市の受付状況を見てから決めてかまいません。
よくある質問
兵庫県の蓄電池の補助金は、蓄電池だけでも使えますか?
兵庫県の2026年度の補助金は、蓄電池だけでは使えません。太陽光パネルと同時に入れることが条件です。すでに太陽光がある家が蓄電池を足す場合は、姫路市の住宅用蓄電システム導入促進事業のような市独自の制度があるかを、住んでいる市のページで確かめてください。
神戸市に住んでいますが、兵庫県の補助金は使えますか?
神戸市は、兵庫県の自家消費型住宅用太陽光発電設備等導入補助事業の実施市町(2026年9月7日現在の30市町)に入っていません。そのため県の補助金を神戸市で申請することはできません。神戸市独自の住宅向けの補助があるかは、神戸市の環境部門に問い合わせてください。
兵庫県の補助金はいくらもらえますか?
兵庫県の2026年度の補助金は、太陽光が1kWあたり7万円(上限35万円)、蓄電池が工事費込み・税抜き価格の3分の1(上限23.5万円)で、合計の上限は58.5万円です。蓄電池は1kWhあたり14.1万円を上限に計算するため、高い製品ほど補助の割合は下がります。金額は2026年10月時点のもので、予算に達し次第終了する場合があります。
兵庫県の補助金を使うと、余った電気は売れませんか?
兵庫県の補助金を使っても、余った電気を売ることはできます。ただし売電の固定価格買取(FIT)やFIPの認定は取れないため、FITではない買い取りの契約になります。価格は買い取る会社によって違うので、見積もりの効果の計算がどの価格を前提にしているかを確認してください。
申請が間に合わなかったら、来年度もありますか?
2027年度に同じ制度があるかは、2026年10月時点では公表されていません。兵庫県の補助金は国の交付金を使った事業で、市町ごとに毎年予算を組んでいます。来年度を待つ場合は、春ごろに住んでいる市のページで募集の案内を確かめてください。
まとめ
兵庫県の2026年度の蓄電池の補助金は、太陽光とのセット導入で、蓄電池に最大23.5万円、太陽光に最大35万円が出ます。申請はお住まいの30市町の窓口で、FITを使わないこと、30%以上を家で使うこと、契約前に申請することが共通の条件です。
一方で、姫路市・尼崎市・川西市のように受付を締めた市もあれば、明石市や宝塚市のように年明けまで受け付ける市もあります。神戸市のように県の制度の対象外の市もあるため、まず住んでいる市のページで受付状況を確かめ、それから見積もりを取る順番で進めると、補助金を取りこぼしにくくなります。
金額・条件・受付状況は、毎週、各自治体の公式ページで確かめて更新しています。補助金は予算に達すると早めに締め切られることがあります。申請の前に、必ず各自治体の公式ページでご確認ください。
