PRこの記事には、提携先への見積もり相談のご案内を含みます。
蓄電池の補助金は茨城県では41市町村が窓口で、水戸市・日立市・つくば市などは5万円が中心です(2026年10月時点)。県の仕組み、主な9市の金額と受付状況、工事の前に申請する市・年内に締め切る市の注意をまとめます。
この記事の目次
蓄電池の補助金は、茨城県では県に直接申請するのではなく、お住まいの市町村に申請します。県が市町村の蓄電池の補助を支える仕組みで、41の市町村が制度を設けており、水戸市・日立市・つくば市など多くの市で1台5万円です(2026年10月時点)。
この記事の要点
- 茨城県の蓄電池の補助は「県→市町村→家庭」の流れ。対象は10kW未満の太陽光パネルとつながる蓄電池です
- ほとんどの市で、県の「いばらきエコチャレンジ」への登録が条件です
- 日立市・笠間市・筑西市・取手市などは、工事を始める前に申請が必要です
- 日立市は12月28日、古河市は12月31日など、年内に設置や報告を終える日程の市があります
金額・期間は2026年10月時点で各公式ページを確認したものです。どの補助も予算に達し次第終了する場合があります。申請前に必ず公式ページで最新の受付状況を確認してください。
茨城県の蓄電池の補助金は市町村が窓口
茨城県の家庭向けの蓄電池の補助は、「自立・分散型エネルギー設備(家庭用蓄電池)導入促進事業費補助金」として、県が蓄電池の補助をする市町村にお金を出し、市町村が家庭に補助する形です。県は個人に直接は交付しておらず、申請先は各市町村です。

- 県家庭用蓄電池の補助をする市町村に、県が補助金を出す。
- 市町村金額・条件・受付期間を決めて、家庭からの申請を受け付ける。
- 家庭住んでいる市町村に申請し、補助を受け取る。
対象になるのは、住宅に設置して、発電出力10kW未満の太陽光パネルとつないで充電・放電する家庭用の蓄電池です。そのため、太陽光パネルの無い家で蓄電池だけを置く場合は、多くの市で対象になりません。
県のページによると、この補助の制度を設けている市町村は41(2026年7月10日時点)で、一覧と各市町村のページへのリンクが載っています。制度全体の問い合わせ先は、茨城県 県民生活環境部 環境政策課 地球温暖化対策(029-301-2939)です。金額や受付状況は市町村ごとに違うので、申請の相談は市町村の担当課にします。
太陽光パネルそのものへの県の補助は、2026年10月時点で県のページに見当たりません。県の一覧では、水戸市・笠間市・取手市・下妻市・常陸太田市・北茨城市などが、蓄電池とあわせて太陽光パネルも補助の対象にしています。
茨城ならではの3つの条件
茨城県の市の蓄電池の補助には、どの市でもよく出てくる共通の条件があります。見積もりの前に、この3つを満たせるかを確かめておきます。
- 本人か同じ家に住む人が、県の「いばらきエコチャレンジ」に登録して省エネに取り組んでいる
- 蓄電池が、一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)に登録された製品である
- 蓄電池が、10kW未満の太陽光パネルとつながっている
「いばらきエコチャレンジ」は、日立市・水戸市・つくば市・古河市・取手市・筑西市・笠間市・ひたちなか市のいずれでも条件になっています。登録していないと申請が通らないので、申請書を出す前に済ませておきます。
蓄電池の製品は、SIIに登録された型番であることが求められます。日立市はSIIに登録されたパッケージの型番を使うこととしており、つくば市は容量4kWh以上、3〜10kWの太陽光パネルとつながることを条件にしています。ひたちなか市は、太陽光パネルと一緒に新しく設置する蓄電池を対象にしています。
主な市の補助金(9市・2026年度)
人口の多い市を中心に、公式ページで2026年度の内容を確認できた9市をまとめました。

| 市 | 内容(2026年10月時点) |
|---|---|
| 水戸市 | 蓄電システム 最大5万円 太陽光パネルとつなぐ念書と、太陽光パネルの写真を提出 実績報告は2027年3月15日か、工事完了から1か月後の早い方まで |
| つくば市 | 蓄電池 5万円(4kWh以上)、太陽光で沸かすエコキュート 5万円 設置の前に申請。補正予算で10月7日から受付を再開、2027年3月1日まで 蓄電池は予定263件に対し10月20日時点で73件の申請 |
| 日立市 | 蓄電システム 5万円(1世帯1台) 工事を始める14開庁日前までに申請。先着 設置は2026年12月まで、実績報告は12月28日必着。9月30日時点の執行率58.49% |
| ひたちなか市 | 蓄電池 上限5万円(1住宅1システム) 10kW未満の太陽光パネルと一緒に新しく設置するもの 工事は2026年4月1日〜2027年3月31日、申請は2027年3月31日まで |
| 古河市 | 蓄電システム 5万円 6月25日から先着29枠。予算の上限に達して受付終了 |
| 土浦市 | 2026年度の蓄電システムの補助は受付終了。追加の募集はないと市が案内 |
| 取手市 | 蓄電システム 5万円 着工の前に申請、窓口のみ 最大30件に達し9月24日に受付終了。太陽光の補助も受付終了 |
| 笠間市 | 蓄電 費用の3分の1・上限15万円(12月25日までに実績報告した場合。2027年2月26日までなら上限10万円)、太陽光 1kWあたり2万円・上限8万円 蓄電池が必須(太陽光だけは不可)。着工・購入の2週間前までに申請、申請は12月末まで 10月22日時点で予算の約95%を使い、残りは約70万円 |
| 筑西市 | 蓄電システム 上限5万円 工事を始める7日前までに申請。窓口のみ(郵送・電話不可) 実績報告は完了から30日以内か、年度末の早い方まで |
※ 予算に達し次第終了する場合があります。申請前に各市の公式ページで最新の受付状況を確認してください。
表に無い市町村でも、県の一覧に載っていれば補助があります。県のページ「自立・分散型エネルギー設備(家庭用蓄電池)導入促進事業費補助金」から、お住まいの市町村のページを開いて確かめてください。
工事の前に申請する市が多い
茨城県の市の蓄電池の補助は、工事を始める前に申請する形が多いのが特徴です。工事が終わってから申請しようとしても受け付けられない市があるので、契約の前に確かめておきます。

交付決定まで約14日。決定を待ってから工事。
着工・購入の予定日の2週間前までに申請。
住宅を買う場合は引渡しの7日前まで。
つくば市と取手市も、設置工事の前に申請が必要です。つくば市は、申請が受け付けられる前に設置した設備は対象外としています。古河市は、着工前の人に加えて、2026年4月1日から募集開始日までに着工した人も申請できる形でした。
工事の前に申請する市では、見積もりの段階で「工事の開始日」を補助の日程に合わせて決める必要があります。施工店には、申請から交付決定までの日数(日立市は約14日、取手市は約2週間)をふまえた工事日にしてもらいます。
年内に締め切る市に注意
茨城県では、設置や実績報告の期限が年内に来る市があります。年度末の3月まで余裕があると思っていると、間に合わないことがあります。

日立市は、実績報告の期限を2026年12月28日必着としています。市によると、もとは2027年3月19日でしたが、市の補助の財源になっている茨城県の補助の日程が変わったため、前倒しになりました。設備の引渡しも2026年12月までに終える必要があります。古河市も2026年12月31日までの設置と2027年1月4日までの実績報告、取手市も12月末までの完了と報告が条件です。
笠間市は、実績報告を12月25日までに出せば上限15万円、2027年2月26日までなら上限10万円と、報告の時期で上限が変わります。10月下旬に検討を始めると、工事の日程が年内に収まるかどうかで、受け取れる額や申請できるかどうかが決まります。
補助を入れた費用の考え方
蓄電池や太陽光の費用は、容量(kWh・kW)や機種、屋根の形、工事の内容で大きく変わるため、この記事では相場の数字は出しません。自分の負担は「見積もり額 − 使える補助の合計」で考えます。

茨城県の多くの市では蓄電池の補助は5万円前後ですが、笠間市のように費用の3分の1・上限15万円という市もあり、市によって数万円から10万円ほどの差があります。また、日立市・古河市は国の補助(日立市は「みらいエコ住宅2026事業」など)と一緒に使えると案内しています。国の補助金は年度ごとに名前と条件が変わるため、別の記事でまとめます。
見積もりは同じ容量・同じ条件で2〜3社から取り、本体・工事・補助の申請の手伝いが分けて書かれているかを見ると比べやすくなります。
茨城県の日照時間と発電の目安
茨城県は、日照時間が比較的長い地域です。気象庁の平年値(1991〜2020年)で、水戸の年間の日照時間は2,000.8時間で、東京の1,926.7時間より約74時間長くなっています。

月ごとに見ると、水戸の日照時間は1月が195.4時間でいちばん長く、5月(186.1時間)・4月(183.5時間)も長めです。短いのは梅雨の6月(137.8時間)と9月(138.7時間)です。冬から春にかけて日照が安定しているのが茨城の特徴です。
屋根の広い家では載せられるパネルの容量も大きくなります。ただし、茨城県の多くの市の蓄電池の補助は「10kW未満の太陽光パネル」とつながることが条件なので、容量を大きくしすぎると補助の対象から外れることがあります。実際の発電量は屋根の向き・傾き・影で変わるので、見積もりでは自分の家の屋根で計算した見込みとその前提を出してもらいます。
電力会社と停電への備え
茨城県は東京電力のエリアで、電線につなぐ手続き(系統連系)は東京電力パワーグリッドと行います。手続きは施工店が進めるのが一般的ですが、売電の契約者は自分です。

茨城県の蓄電池の補助の名前にある「自立・分散型エネルギー設備」は、停電のときにも家で電気を使えるようにする設備、という意味です。古河市は、停電時やピーク時などに電気を活用できることを対象の条件にしています。家じゅうのコンセントに電気が来るのか(全負荷)、決めた部屋だけか(特定負荷)は機種で違うので、見積もりのときに確かめておきます。
業者の選び方と訪問販売の注意
茨城県の市の補助では、申請者が自分で窓口に出す決まりの市があります。取手市・筑西市は窓口での受付のみで郵送はできず、つくば市は現場の写真に決められたキーワードと撮影日、名前を写すよう求めています。補助の申請を手伝ってくれる業者かどうかも、選ぶときの目安になります。
- 使う補助の名前と、申請の期限(工事の何日前か)を説明してくれるか
- 蓄電池の型番がSIIの登録製品かを示してくれるか
- 年内に設置・報告を終える日程で工事できるか
- 「今日決めれば」と契約を急がせていないか
訪問販売で契約した場合は、法律で決められた書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフ(無条件の解約)ができます(消費者庁 特定商取引法ガイド)。困ったときは消費者ホットライン「188」に電話すると、住んでいる地域の消費生活センターなどの窓口を案内してもらえます(消費者庁)。
このサイトでは、茨城県で提携している施工店(最大3社)から相見積もりを取れる申込を受け付けています。提携施工店からは紹介料・広告料を受け取っています。
よくある質問
茨城県の蓄電池の補助金はいくらですか?
茨城県の蓄電池の補助金は市町村ごとに決まっていて、水戸市・日立市・つくば市・古河市・取手市・ひたちなか市・筑西市は5万円(上限)です。笠間市は費用の3分の1で上限15万円です(2026年10月時点)。県は市町村を通して補助しているため、申請はお住まいの市町村にします。
茨城県に直接申請できる蓄電池の補助はありますか?
茨城県に家庭が直接申請する蓄電池の補助は、2026年度はありません。茨城県は家庭用蓄電池の補助をする市町村に補助金を出しており、県のページで「県から直接、補助金の交付は行っておりません」と案内しています。申請先はお住まいの市町村です。
いばらきエコチャレンジへの登録は必要ですか?
いばらきエコチャレンジへの登録は、茨城県の多くの市の蓄電池の補助で必要です。水戸市・日立市・つくば市・ひたちなか市・古河市・取手市・笠間市・筑西市は、本人か同じ家に住む人が登録していることを条件にしています。申請の前に登録を済ませておいてください。
太陽光パネルが無くても蓄電池の補助は受けられますか?
太陽光パネルが無い家で蓄電池だけを置く場合、茨城県の多くの市では補助の対象になりません。県の補助の対象が「10kW未満の太陽光パネルとつながる蓄電池」で、市の補助も同じ条件を付けているためです。ひたちなか市は、太陽光パネルと一緒に新しく設置する蓄電池を対象にしています。
工事が終わってからでも申請できますか?
工事が終わってからの申請は、茨城県の多くの市で受け付けられません。日立市は着工の14開庁日前まで、笠間市は2週間前まで、筑西市は7日前までの申請が必要で、つくば市・取手市も工事の前に申請します。
まとめ
茨城県の蓄電池の補助は、県が市町村を支える仕組みのため、申請先はお住まいの市町村です。多くの市で5万円前後、条件は「いばらきエコチャレンジへの登録」「SIIの登録製品」「10kW未満の太陽光パネルとつながること」の3つがそろっています。
気をつけたいのは日程です。工事の前に申請する市が多く、日立市・古河市・取手市のように年内に設置や報告を終える市もあります。土浦市・古河市・取手市はすでに受付を終え、笠間市も予算の残りがわずかです。見積もりの前に、お住まいの市町村のページで「いま受付中か」「工事の何日前までに申請か」「いつまでに設置・報告か」を確かめておくと、補助を取りこぼさずに済みます。
金額・条件・受付状況は、毎週、各自治体の公式ページで確かめて更新しています。補助金は予算に達すると早めに締め切られることがあります。申請の前に、必ず各自治体の公式ページでご確認ください。
