PRこの記事には、提携先への見積もり相談のご案内を含みます。
蓄電池の補助金は群馬県の制度が2026年度分の受付を終え、いま申し込めるのは市の補助が中心です。前橋・高崎・太田など9市の金額と申請の時期、県の融資と共同購入、日照データ、相談窓口までまとめました。
この記事の目次
蓄電池の補助金(群馬県)は、県の2026年度分が7月に抽選で締め切られ、2026年10月時点で申し込めるのは市の補助と、県の融資・共同購入です。市の補助は蓄電池で5万円前後が多く、設置の前に申し込む市と後に申し込む市があります。
この記事の要点
- 群馬県の2026年度の補助(太陽光は1世帯7万円、蓄電池は費用の3分の1)は、6月29日〜7月20日の受付・抽選で終わっています
- 市の補助は前橋・太田・伊勢崎・館林・渋川・藤岡・沼田で蓄電池が対象。桐生市は7月に予算に達して終了、高崎市は太陽光だけが対象です
- 藤岡市と沼田市は「工事の前に申請」、ほかの多くは「設置した後に申請」。順番を間違えると受け取れません
- 県には年1.2%の融資と、まとめて買う共同購入(参加登録は12月1日まで)があります
群馬県の蓄電池・太陽光の補助金(2026年度)
群馬県の2026年度の住宅向け補助は2つあり、どちらも受付は終わっています。県のページには「交付申請受付を終了しました」とあり、7月31日に抽選の結果(当選者の番号)が出ました。

1つ目は、太陽光パネルを新しく付ける家と、太陽光と蓄電池を同時に付ける家が対象の「太陽光発電設備等導入支援事業費補助金」です。2つ目は、すでに太陽光がある家に蓄電池だけを足す「住宅用蓄電池導入支援事業費補助金」です。
太陽光は1世帯7万円。同時に付ける蓄電池は、本体・パワコン・工事費(税抜)の3分の1。
「費用の3分の1」と「容量×14.1万円×3分の1」の低い方。太陽光が2026年4月29日までに電力会社の線につながっていること。
県の補助は、市の補助より金額が大きいぶん、条件も細かく決まっています。主なものは次のとおりです(2026年度の募集要領から)。
- 太陽光を新しく付ける場合は、余った電気を固定価格(FIT・FIP)で売らないこと。 発電した電気の30%以上を家で使うことも条件です。売電の収入を見込んで太陽光を付ける人は、この補助と合いません。
- 蓄電池は1kWh(キロワット時、ためられる電気の量)あたりの費用に上限があります。リチウムイオン電池で17.76kWh未満なら1kWhあたり14.1万円(税抜)以下です。見積もりの段階で、容量と金額をこの数字で割って確かめておくと安心です。
- 県の交付決定より前に、施工店と契約・発注・着工すると対象外です。
- 1世帯1申請。工事は2027年1月31日までに終え、補助金の支払いは2027年3月中旬までの予定です。
- 国の補助金と、同じ設備で両方を受けることはできません。
申請の数は、太陽光の補助(個人)が217件、蓄電池だけの補助が348件でした(県のページ)。前の年の2025年度も7月14日〜28日の2週間だけの受付・抽選でした。2年続けて「夏に短い期間だけ受け付けて抽選」という形です。2027年度の募集は県から発表されていませんが、県の補助を考える人は、春〜初夏に県のページを見ておくとよいでしょう。
問い合わせは、太陽光の補助が「ぐんま第一再エネ補助金事務局」(027-381-8081)、蓄電池だけの補助が「ぐんま第二再エネ補助金事務局」(027-381-8247)、制度全体は県グリーンイノベーション推進課(027-226-3271)です。
補助金のほかに県が用意しているもの
県の補助が終わったあとでも使えるのが、融資と共同購入です。
住宅用太陽光発電設備等導入資金(融資) は、県内の銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫で借りられるお金です。太陽光(1kW以上10kW未満)、家庭用蓄電池、V2H(電気自動車の電気を家で使う機器)などが対象で、限度額1,000万円、期間10年以内、利率は年1.2%の固定です。申込みは着工の前に、まず金融機関に相談します。
住宅用太陽光発電設備及び蓄電池の共同購入 は、県が選んだ支援事業者が買いたい人を集めてまとめて発注し、初めにかかる費用を下げる取り組みです。2026年度の参加登録は4月30日〜12月1日。登録は無料で、見積もりを見てから買うかどうかを決められます。ただし施工事業者は入札で決まり、自分では選べません。県は契約や施工後の補償をしないので、契約は自分で判断します。
市町村の補助金(2026年10月時点)
群馬県の市の補助は、蓄電池で上限5万円の市が多く、藤岡市だけ上限10万円です。下の表は、各市の公式ページで2026年度の内容を確かめられた9市です。

金額・期間は2026年10月時点の各市の公式ページによります。どの制度も予算に達し次第終了の場合があります。申請前に公式ページか担当課で確認してください。
| 市区町村 | 内容 |
|---|---|
| 前橋市 | 蓄電池 1kWhあたり1万円(上限5万円)、太陽光 3万円 市内の業者から買う・施工してもらうことが条件。設置後に申請、受付は2026年6月1日〜2027年3月20日 10月1日時点の予算残 約364万円。前橋市家庭用ゼロカーボン推進補助事業 |
| 高崎市 | 太陽光のみ 1kWあたり8千円(上限4万円)。蓄電池・V2Hは対象外 FITの認定を受けた10kW未満で、余った電気の買取契約をする家。電力会社の線につないでから3か月以内に申請、受付は2027年3月31日まで 9月30日時点の予算残 619万円。住宅用太陽光発電システム導入補助制度 |
| 太田市 | 蓄電池 一律5万円分、太陽光 2kW以上7kW未満で5万円分・7kW以上で7万円分 市のデジタル金券「OTACO」で受け取る。蓄電池は4kWh以上・太陽光と常時つながるもの 2026年4月1日〜2027年3月31日に設置した家が対象、設置後に申請。住宅用再エネ機器導入報奨金のご案内(PDF) |
| 伊勢崎市 | 蓄電池・太陽光 それぞれ上限5万円 「ISECAポイント」で受け取る。蓄電池は2kWh以上で太陽光とつながるもの。購入のほかリース・PPA(電気を買う契約)も対象 工事が終わった日から90日以内に申請。9月1日時点の予算残 1,710万円。家庭用脱炭素化設備導入補助金 |
| 桐生市 | 蓄電池 1kWhあたり1万円(上限5万円)、「桐ペイポイント」で受け取る 2026年7月8日に予算に達し受付終了。国・県の補助を受けた同じ蓄電池は対象外の決まりでした 蓄電池設備設置補助 |
| 館林市 | 定置用の蓄電池 1kWhあたり1万円(上限5万円)、V2H 5万円 「ぽんちゃんPay」で受け取る。蓄電池は住宅用太陽光につながっていること 2026年4月1日〜2027年3月31日に購入・設置したものが対象、受付は5月1日〜2027年3月31日の先着順。脱炭素ライフスタイル推進補助金 |
| 渋川市 | 蓄電池 5万円、太陽光 3万円、V2H 10万円(いずれも定額) 蓄電池は太陽光とつながる1kWh以上。V2Hは太陽光と一緒に付けること 設置した日から6か月以内に、市役所の窓口へ持参(郵送不可)。受付は2027年3月31日まで。住宅用温暖化対策設備等導入補助金 |
| 藤岡市 | 蓄電池 1kWhあたり2万円(上限10万円)、太陽光 1kWあたり2万円(上限8万円)、V2H 5万円 蓄電池だけなら1kWhあたり1万円(上限5万円)。太陽光だけの設置は対象外 工事の前に申請、受付は2026年4月1日〜2027年3月26日。住宅用再生可能エネルギー設備等設置費補助金 |
| 沼田市 | 蓄電池 1kWhあたり1万円(上限5万円)、太陽光 1kWあたり1万円(上限5万円)、V2H 上限5万円 設置の前に申請し、交付決定後に工事。工事は2027年3月20日までに完了 10月1日時点 34件・予算残 約308万円。住宅用再生可能エネルギーシステム設置補助金 |
表にない市町村(安中市・みどり市・富岡市・町村など)は、この記事では2026年度の内容を確かめられていません。お住まいの役場の環境担当の課に聞くのが早道です。
群馬の市の補助で気をつけたい3つのこと
1つ目は、申請のタイミングが市によって逆なことです。前橋・太田・伊勢崎・館林・渋川は「設置した後」に申請します。藤岡と沼田は「工事の前」に申請し、交付決定を待ってから工事を始めます。藤岡・沼田で先に工事をすると、補助は受け取れません。
2つ目は、現金ではなく地域のポイントや金券で受け取る市が多いことです。太田市はOTACO、伊勢崎市はISECAポイント、桐生市は桐ペイ、館林市はぽんちゃんPayです。太田市は申請の前にOTACOの会員登録(Chiicaアプリ)が必要です。
3つ目は、県や国の補助と一緒に使えるかが市ごとに違うことです。藤岡市のページには「県の補助と併用できる」とあります。一方、桐生市は国・県の補助を受けた同じ蓄電池を対象外にしていました。両方を使うつもりなら、市の担当課に「県(国)の補助も受ける予定」と伝えて確かめてください。
国の補助金と組み合わせるとき
国の補助金もありますが、群馬県の補助とは同じ設備で両方を受けられません。県のページには、国の「みらいエコ住宅2026事業」や、家庭用蓄電池のDR(電気が足りないときに使い方を調整する仕組み)向けの補助が併用できない例として挙がっています。どれを使うかで手元に残る金額が変わるので、見積もりの段階で「国・県・市のどれを使う前提の金額か」を書いてもらうと比べやすくなります。
群馬県の日照と発電量の目安
群馬県は日照時間が長く、前橋の年間日照時間は2,153.7時間です(気象庁の平年値、1991〜2020年)。同じ期間の東京は1,926.7時間なので、前橋は年に200時間あまり多いことになります。

月ごとに見ると、前橋は冬の晴れが多いのが特徴です。1月の日照時間は213.1時間で、1年でいちばん長い月です。反対に6月(138.5時間)と9月(134.9時間)は梅雨や秋の長雨で短くなります。
ただし発電量は、日照時間だけでなく日差しの強さ(日射量)で決まります。前橋の全天日射量(地面に届く日差しの量)の平年値は、5月が1日あたり18.3MJ/㎡でいちばん多く、12月は8.8MJ/㎡と半分以下です。冬は晴れていても太陽が低いため、パネルに届く量は少なくなります。年平均は13.6MJ/㎡で、電気の単位に直すと1㎡あたり1日約3.8kWhです(13.6÷3.6で換算)。
このため、群馬の家で蓄電池を考えるときは、春〜夏の昼にたまる電気を夜に回す使い方が基本になります。冬は晴れの日が多くても1日の発電量は減るので、施工店の発電シミュレーションが月ごとにどうなっているかを見ておきましょう。北西からの冬の強い風(からっ風)もあるので、屋根への固定方法も見積もりのときに聞いておきたいところです。
電力会社と電気代
群馬県で家に電気を送っているのは東京電力パワーグリッドで、太陽光や蓄電池を電線につなぐ(系統連系)手続きもこの会社が相手になります。県の蓄電池の補助では、東京電力パワーグリッドなどの送配電の会社が出す「系統連系完了のお知らせ」を出す決まりでした。

電気を買う契約(小売)は、東京電力エナジーパートナーのほか、いろいろな会社から選べます。蓄電池で電気代がどれだけ下がるかは、契約している料金プラン、昼と夜の使い方、家族の人数で大きく変わります。見積もりを頼むときは、直近12か月分の検針票か、電力会社の会員ページの使用量を用意しておくと、試算が実際に近くなります。
高崎市の補助は「余った電気を売る契約をする家」が対象で、県の太陽光の補助は「固定価格で売らない家」が対象です。売電するかどうかで使える補助が変わるので、太陽光を付ける前に決めておきましょう。
申請の流れ
県の補助は「交付決定のあとに契約」、市の補助は「設置後に申請」の市と「工事前に申請」の市があります。2026年10月時点で群馬県の家が使える流れは、おおむね次のとおりです。

- 市の制度を確かめるお住まいの市の公式ページで、対象の機器・金額・申請のタイミング・予算の残りを見る。
- 見積もりを2〜3社から取る容量(kWh)・機器代・工事費が分かれた見積もりをもらい、市の条件(容量や登録製品など)に合うか確かめる。
- (藤岡市・沼田市)工事の前に申請交付決定の通知が届くまで、契約・工事を待つ。
- 契約・設置・電線につなぐ太陽光や蓄電池を付け、東京電力パワーグリッドとの連系を済ませる。
- (前橋・太田・伊勢崎・館林・渋川など)設置後に申請写真・領収書・保証書などをそろえ、期限内に出す。伊勢崎は90日以内、渋川は6か月以内。
- 実績報告・受け取り工事前に申請した市は完了報告を出し、補助金やポイントを受け取る。
融資を使う場合も、着工前に金融機関へ申し込む必要があります。補助と融資を一緒に使うなら、いちばん早く「工事前」の手続きがいるものに合わせて日程を組みます。
訪問販売の注意と相談窓口
蓄電池や太陽光は、突然の訪問や電話で勧められることがある商品です。群馬県は「契約を急がされてもその場で決めない」「工事は複数の業者から見積もりを取ってから契約する」と呼びかけています。訪問販売での契約は、契約の書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフ(無条件での取り消し)ができます。国民生活センターも、太陽光の「点検が義務」といった勧誘や、家庭用蓄電池の販売トラブルに注意をうながしています。

- 「今日決めれば補助金が使える」と言われても、市の公式ページで制度と予算の残りを自分で確かめる
- 「県の補助が使える」と言われたら、2026年度分はすでに終わっていることを思い出す
- 見積書に機器の型番・容量(kWh)・工事費が分けて書かれているか
- 契約書と、クーリング・オフについて書いた書面を受け取ったか
- 迷ったら契約の前に消費生活センターへ電話する
困ったときは、群馬県消費生活センター(027-223-3001。平日9時〜16時30分、土曜は電話のみ)か、消費者ホットライン「188」に相談できます。市の窓口は、前橋市 027-898-1755、高崎市 027-327-5155、桐生市 0277-40-1112、伊勢崎市 0270-20-7300、太田市 0276-30-2220、館林市 0276-72-9002、渋川市 0279-22-2325、藤岡市 0274-20-1133、沼田市 0278-20-1500 です(群馬県の「県内の相談窓口」より)。
見積もりの取り方
群馬県で蓄電池の見積もりを取るときは、市の補助の条件を先に伝えるのが近道です。前橋市は市内の業者から買うことが条件、太田市はSII(環境共創イニシアチブ)に登録された4kWh以上の製品が条件、というように市ごとに決まりがあります。条件を伝えておけば、補助を受けられない機器の見積もりを避けられます。

比べるときは、総額だけでなく「容量1kWhあたりの金額」をそろえて見ます。県の補助で使われた「1kWhあたり14.1万円(税抜)以下」という線は、2026年度の県の基準として一つの目安になります。
このサイトでは、群馬県の提携施工店(最大3社)への見積もりの申込みを受け付けています。提携先から紹介料を受け取っていますが、ほかの会社の見積もりと比べてから決めていただいてかまいません。
よくある質問
群馬県の蓄電池の補助金は、2026年度はもう申し込めませんか?
群馬県の2026年度の蓄電池の補助金は、2026年7月20日で受付を終え、抽選で当選者が決まっています。2026年10月時点で追加の募集は発表されていません。いま申し込めるのは市の補助と、県の融資・共同購入です。
群馬県で蓄電池の補助がいちばん大きい市はどこですか?
2026年10月時点で公式ページを確認できた9市では、藤岡市が太陽光と同時に付ける場合に1kWhあたり2万円・上限10万円で、いちばん大きい金額です。ほかの多くの市は上限5万円です。藤岡市は工事の前に申請が必要なので、順番に注意してください。
県の補助と市の補助は一緒に使えますか?
県の補助と市の補助を一緒に使えるかは、市によって違います。藤岡市は県の補助との併用ができると書いていますが、桐生市は国・県の補助を受けた蓄電池を対象外にしていました。申請の前に市の担当課へ確かめてください。
高崎市に住んでいます。蓄電池の補助はありますか?
高崎市の2026年度の補助は住宅用の太陽光発電だけが対象で、蓄電池とV2Hは対象外です。太陽光は1kWあたり8千円、上限4万円です。蓄電池については、県の融資(年1.2%)や共同購入が使えます。
冬に雪が多い地域でも太陽光は発電しますか?
群馬県の平野部(前橋など)は冬の晴れが多く、1月の日照時間は1年でいちばん長い213.1時間です(気象庁の平年値)。ただし冬は日差しが弱いので発電量は春・夏より少なくなります。北部の雪の多い地域では、積雪の影響を施工店のシミュレーションで確かめてください。
まとめ
群馬県の蓄電池の補助金は、2026年度の県の分が7月の抽選で終わり、いまは市の補助が中心です。前橋・太田・伊勢崎・館林・渋川・藤岡・沼田で蓄電池が対象になり、多くは上限5万円、藤岡市は上限10万円です。藤岡・沼田は工事の前、ほかの多くは設置の後に申請するので、見積もりの前にお住まいの市のページで順番と予算の残りを確かめてください。県の補助を使いたい人は、来年度の春〜初夏の発表を待つ選び方もあります。
金額・条件・受付状況は、毎週、各自治体の公式ページで確かめて更新しています。補助金は予算に達すると早めに締め切られることがあります。申請の前に、必ず各自治体の公式ページでご確認ください。
